■「笠岡ごちグルメ」とは?
  研究会の目的
 笠岡ごちグルメとは、キーワードである「笠岡」「ごちそう」「グルメ」を繋げた造語です。
 海産・農産・畜産等など・・・ここ笠岡でどのような食材が手に入るのかを再度検証し、それらを使って地域の特色を活かした『
新しい味覚』『新しい笠岡の味』を創り出すことが出来ないか?を探る目的で、当青年部会員と一般公募によりお集まりいただいた「外部研究員」とで構成された研究会です。

■食材の調査
畜産物の調査:4月26日、笠岡干拓内の牧場においてヒアリング
          →乳牛のほか、良質の肉牛も飼育されていた

農産物の調査:5月21日、JA他にてヒアリング
          →イチジク、桃、イチゴなどを栽培している
            降雨等で出荷できないイチジクが多数ある


海産物の調査:6月4日、高島にてヒアリングと「うたせ網」を敢行
          →多種にわたる魚介を確認。地元では生魚で
            消費がほとんど。
            日持ちする加工で活路はないか?

■第1回研究会
  (6月例会)

6月例会にて「笠岡ごちグルメディスカッション」を開催しました。




■第2回研究会

7月11日(金)、笠岡商工会議所にて開催

内容:前回のディスカッションで提案されたメニュー+αを試食し、
    「ごちグルメ」として成立するかどうかを検証した。




メニュー 特徴と評価

魚の一夜干し


■瀬戸内で獲れる魚の一夜干しを炭火焼きしたもの。
・魚の味の違いが表現できている
・賞味期限が短く保存がきかない

・旬の魚を使えば通年できそう

イチジクコンポート
白桃コンポート

■笠岡産の果物を使った、ワインを加えての砂糖煮
・味は完成されている。笠岡らしさもある。B級品を使えれば低価格で出来そう。
・白桃も美味しいが岡山のイメージ。

いちじくオーレ

■フレッシュないちじくに牛乳・ガムシロップを加えてミックスしたジュース
・笠岡らしさはある。が、時間の経過で強いアクが出る。
・作りたては美味いが、少しの時間経過で強い苦味が出てしまう。

ゴーヤのピクルス・ピカタ

■真鍋島で取れるゴーヤを使ったピクルスと、ゴーヤの卵とじ(ピカタ)
・味は賛否両論(苦味が苦手な人がいるため)
・笠岡らしさの点で他のものにまだ及ばない

牛肉のタタキ・タタキサンド

■干拓で飼育している肉牛を使ったタタキとそれをパンで挟んだサンドウィッチ
・肉の味は言うこと無しだが、笠岡らしさをどう出すか。
・サンドも珍しさがある。「笠岡牛」「笠岡干拓牛」などのブランド確立が先か。

牛すじカレー

■干拓産の牛肉のスジを入れたカレー
・牛スジとカレーの相性はとても良かった。
・カレーの旨みに改良の余地あり

韓国風牛すじ味噌汁

■韓国味噌に牛スジ肉や野菜を入れたスープ
・ベースの味噌に笠岡らしさが無い
・味の個性が強すぎる

鶏もも肉のコンフィ
■笠岡産の鶏もも肉をオイルで長時間加熱し煮込んだもの。
・素材は笠岡らしさがあって良いが、食べ慣れない、聞きなれない感がある。

試食を行いながら「味」と「笠岡らしさ」についてのアンケートを行い、以下のような結果となりました。



■第3回研究会

8月7日(木)、サンライフ笠岡(調理室)にて開催

内容:前回のアンケート結果をもとに実際に調理し、食材・調理への知識を深めると同時に、試食を行い検証を行った。




メニュー 特徴と評価

魚のぬか漬け

■前回の一夜干しから転じて瀬戸内で獲れる魚を糠に漬けた「お漬物」。炭火で炙りました。
・珍しいし味も良い。酒のツマミやお茶漬けにも合いそう。
・なにより保存が利くのが良い。

たこの冷風干し
■飛び入りメニューですが、北木島のたこの乾物。こちらも炭火で炙りました。
・非常に固いが美味しい。
・笠岡らしさ、特徴といった点で今一歩

いちじくオーレ
■前回の反省を踏まえ、ミックス直後に飲める状態にしてみました。
・いちじくのつぶつぶ感が出て良い。
・「冷凍いちじく」なら通年提供できるのでは?
・やはり作りたてのみ。時間経過で出るアクが難

牛肉のタタキ
■干拓産の和牛を使ったタタキ。表面を焼き、中はジューシー♪
・味は良いが、やはり「らしさ」をどう出すか。
・肉質の軟らかさは特筆もの

牛スジ野菜カレー
■前回からの改良で旨みを増したルーを使い、さらに野菜(揚げナス、ピーマン)をトッピング
・旨みが増え味も良くなった。
・笠岡の野菜で「らしさ」も良く出ている。

試食後に行ったアンケート・意見交換をもとに「笠岡ごちグルメ研究会」の研究成果をまとめることとなりました。


■第4回研究会

9月16日(火)、笠岡商工会議所にて開催

内容:今までの研究内容のまとめとして、研究成果の報告と、選ばれた「笠岡ごちグルメ」の発表・試食を行った。



★「笠岡ごちグルメ研究会」研究成果のまとめ

 「笠岡のご当地グルメ」を研究するにあたって、笠岡で獲れる食材の調査に始まり、3度に渡る研究会を経て、たくさんのアイデアをメニューとして調理・試食してきましたが、研究員から出た意見を参考に街づくり委員会に持ち帰り、メニューやレシピを試行錯誤しながら改良を行ってまいりました。
 たくさんの候補の中には笠岡らしさの良く出ている「いちじくオーレ」や「魚の一夜干し」、味の良かった「牛肉のタタキ」など、それぞれ魅力のあるメニューでありましたが、基本となるコンセプト
・『笠岡らしさ』
・『通年提供できるもの』
・『生産者・加工業者・商工会議所が三位一体となってできるもの』

の3点を満たせるメニューは何か、という観点から見ると一つの方向性が見えてきました。
そして、『笠岡ごちグルメ研究会』から提案する一つの答えとして2品を『笠岡ごちグルメ』として決定いたしました。

決定した「笠岡ごちグルメ」はこちら↓

笠式鮮魚漬物

■笠岡の米ぬかや麹に笠岡で獲れる旬の魚を漬けた「魚の漬物」

笠式いちじくコンポート

■笠岡産のいちじくを皮付きのままワインと砂糖で煮込んだデザート
季節ごとに異なる笠岡の旬の魚を漬け込むことで新しい味となり、保存性・通年提供可能という点からもコンセプトに合致する。

研究会を通して一番評価が高く、笠岡らしい食材であり、青果として出荷できないものを商品として(保存性を踏まえて)加工できる点でも評価されました。

作り方はこちら 作り方はこちら



考察
・・・街づくり担当 奥村副会長

 軽い気持ちで始めた「笠岡ごちグルメ研究会」ですが、笠岡で手に入る食材の調査を通じて、笠岡には誇れる食材が多いことに気付きました。また、その食材を使って調理・試食していく過程で、笠岡の特色についてや調理法や保存法について調査研究していく中で、三つのコンセプトを構築しました。
 漁業や農業などの生産者や加工業者・販売業者の連携の必要性、笠岡地産から生まれ、地元笠岡で育てていくことでより笠岡らしさの確立、お客さまへ通年提供できる原材料の確保や調理法や保存技術の確立。今回のこの3つの基本コンセプト満たす食材を使った「ごちグルメ」が『笠式鮮魚魚漬物』と『笠式いちじくコンポート』です。時間の関係でまだまだ吟味が足りないのですが、今回の「ごちグルメ」からは外れたメニューも、考え方を変えれば新たな「ご当地グルメ」になる可能性があると思います。
『笠岡ごちグルメ研究会』は4月から9月まで6ヶ月間での調査や考案という過程で研究報告することが目的でありましたが、外部参加者の皆様をお招きして、会を開くことでよりよい人間関係が構築ではないかと考えます。
 今後は、笠岡商工会議所青年部のメンバーや外部参加者の皆さまとの個のつながりの中から商品化や『ご当地グルメ』の再探究ができればと考えます。
 最後になりましたが、お忙しい中「笠岡ごちグルメ研究会」へご参加くださいました外部参加者の皆さまには大変お世話になりました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。



笠岡ごちグルメ研究会、または今回決定した「笠岡ごちグルメ」について

ご意見・ご感想をお待ちしております。

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